公明党離島振興対策本部(本部長:山本博司参議院議員)として新潟県佐渡市を視察し、離島を抱える課題等伺ってまいりました。(21日)

同本部の私と事務局長の窪田哲也参議院議員、本部員の山崎正恭衆議院議員、平林晃衆議院議員、安沢峰子県議、市村浩二県議、山田伸之佐渡市議らが参加。
また、全国離島振興協議会の小島愛之助専務理事らも参加。同じく佐渡市の渡辺竜五市長ら行政関係者も同行されました。

晴天となった2日目。視察の途中、朱鷺(トキ)を発見。水田や木々に6羽が確認できました。
空中を飛ぶ様は息をのむ美しさで感動しました。

朱鷺(トキ)は日本でも激減し、1952年特別天然記念物に指定され、国際保護鳥でもあります。
豊かな生態系と生き物を育む佐渡の農法は国際連合食糧農業機関(FAO)に認められ、先進国では初めて2011年、佐渡と石川県能登地域はGIAHS(ジアス:世界農業遺産)に認定されました。日本でも最後まで生き残り、現在生育している朱鷺(トキ)は、生き物と島民が共生する佐渡の象徴です。

日本の国内産朱鷺(トキ)は2003年に絶滅。しかし中国から提供を受けた親鳥から繁殖と放鳥を繰り返し、現在、推定約540羽の朱鷺(トキ)が佐渡にいます。
朱鷺(トキ)を絶滅に追いやった農業の近代化とは逆コースをたどり、農薬や化学肥料を抑制して朱鷺(トキ)に餌場となる田んぼを提供してきた自然再生の取り組みが、「佐渡モデル」として注目されています。