参議院 外交防衛委員会 第3号 令和3年3月22日
○白眞勲君 何かよく言っていることが分からないんですけど、ともかく不断に検討していただいて、それで、アメリカとか何かとよくここら辺の悩みを共有化しているはずなんですよ。いろいろな若い子たちの今の考え方、昔と違ってもうスマホ持っていないと嫌だという人たちをどういうふうに対応していくかとか、いろいろなやっぱり話が出てくると思いますので、防衛調達の在り方も含めて是非研究していただきたいと思います。
厚労副大臣、来ていただいて大変恐縮でございます。
まず、遺骨のDNA鑑定、新たな組織、遺骨鑑定センターの今後の発展状況についてお聞きしたいと思います。
○副大臣(山本博司君) さきの、今委員から御指摘ございました、約二百四十万人の方々が海外で亡くなられておりまして、そのうち我が国への帰還を果たした戦没者の御遺骨、約百二十万柱となっておりますけれども、相手国の事情等により収集が難しい場合を除きまして、約五十九万柱の御遺骨が帰還を果たしていない現状ございます。
今年度の遺骨収集事業につきましては、海外ではキリバス共和国タラワ環礁におきまして収容されました米国DPAA管理下の御遺骨で、身元が判明した二柱の御遺骨を受領し、御遺族に返還したところでございます。それ以外の地域では、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響によりまして遺骨収集が実施できない状況もございます。国内におきましては、硫黄島及び沖縄において遺骨収集を行った次第でございます。
海外の遺骨収集につきましては、関係国に対しまして収集事業の再開に向けまして働きかけを継続して実施しておりまして、状況が改善した後には速やかに再開できるようにしっかり取り組んでまいりたいと思います。
○白眞勲君 この前の、先日の予算委員会で、総理の御答弁でも、この点全力を尽くしますと言っていただいているので、是非、副大臣としましても頑張っていただきたいというふうに、あっ、どうぞ。
○副大臣(山本博司君) 先日、委員からも御質問をいただきました。総理から更なる対象地域の拡大について検討を進めているという答弁がございましたけれども、検討いたしまして、その結果、地域を限定せずに実施することといたしまして、鑑定体制の拡充等を進めた上で、令和三年十月を目途に受付を開始することを本年二月に公表したところでございます。今後、広く御遺族に周知して、できる限り多くの御遺骨を御遺族の元にお返しできるように努めてまいりたいと思います。