「核なき世界」実現して/禁止条約会議のオブザーバー参加訴え/公明に被団協が要請

「核なき世界」実現して/禁止条約会議のオブザーバー参加訴え/公明に被団協が要請

 公明党原爆被害者対策委員長の山本博司参院議員は20日、参院議員会館で日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の和田征子、濱住治郎両事務局次長らと会い、核なき世界の実現と被爆者援護施策の充実に向けた要請を受けた。

 席上、和田、濱住両氏は、被爆者の平均年齢が85歳を超えた現状を指摘。被爆の実相を継承し、核廃絶の取り組みを前進させる重要性を強調した。

 具体的には、11月の核兵器禁止条約第2回締約国会議に日本がオブザーバー参加するよう求めたほか、被爆2世への支援充実などを求めた。山本氏は「要望をしっかり受け止め、核廃絶へ共に取り組みたい」と語った。

2023年10月21日 公明新聞 2面