住み続けられる離島へ 山形・酒田市の飛島を視察/党対策本部
住み続けられる離島へ 山形・酒田市の飛島を視察/党対策本部
公明党離島振興対策本部(本部長=山本博司参院議員)は20日、山形県酒田市沖の飛島を矢口明子市長らの案内で視察した。山本本部長、横山信一副本部長、窪田哲也事務局長(ともに参院議員)と若松謙維参院議員、庄子賢一衆院議員、佐藤猛、遠田敏子の両市議が同行した。
一行は、伝統芸能の記録や後継者不在の旅館を活用した移住体験事業に取り組む「合同会社とびしま」の役員と意見交換。松本友哉さん、渡部陽子さんは「誘客や移住の促進にはトイレの水洗が不可欠だが、家屋が密集しており、合併処理浄化槽の設置が困難」と述べた。
次いで、島民代表と懇談。飛島コミュニティ振興会の本間俊明会長らは本土との定期船の就航率向上や通院、買い物支援を求めた。また、飛島を「特定有人国境離島地域」へ追加指定することを要望した。
山本本部長は「島民が安心して住み続けられるよう国、県、市の施策を進めたい」と語った。
2024/07/22 公明新聞 2面