各地で終戦記念街頭演説 平和外交、公明がリード
平和外交、公明がリード
【埼玉】石井啓一幹事長は、三郷市内で開かれた街頭演説会で、核兵器を巡る安全保障環境が厳しさを増している現状に触れ「核兵器廃絶を党是として進めていく」と決意を訴えた。
石井幹事長は、日本政府に対して、核兵器禁止条約の締約国会議にオブザーバー参加し、唯一の戦争被爆国としての意見を表明するよう粘り強く求めていくと強調。「平和の党として世界平和に向けて働いていく」と力説した。このほか石井幹事長は八潮市、草加市でも街頭演説を行った。
【北海道】党北海道本部(代表=稲津久衆院議員)は、札幌市内で街頭演説会を開催。稲津道代表、佐藤英道衆院議員、横山信一参院議員のほか、道議、市議が出席した。
稲津氏は、唯一の被爆国である日本が、核廃絶や世界平和への取り組みをリードする重要性を強調。また、来年が80回目の終戦記念日を迎えることを踏まえ、「“平和の党”を掲げる公明党としての平和創出ビジョンを示し、戦争のない世界に向けた外交努力を全力で続ける」と力説した。
【神奈川】公明党の古屋範子副代表は、横浜市での党神奈川県本部(代表=三浦信祐参院議員)の街頭演説会で、世界の安定と平和への貢献に向け決意を訴えた。佐々木さやか参院議員や、沼崎満子女性局次長(衆院選予定候補=比例南関東ブロック)、原田直樹青年局次長(同)があいさつした。
古屋副代表は、公明党がカンボジアでの地雷除去支援や、全世界で保健衛生の向上をめざす国際保健(グローバルヘルス)の活動などを後押ししてきたことを強調し、「さらに人道支援していく」と力説した。
【大阪】公明党の北側一雄副代表は、大阪市で開かれた党大阪府本部(代表=石川博崇参院議員)の街頭演説会に、石川府代表、浮島智子、鰐淵洋子両衆院議員、杉久武参院議員と共に出席し、「世界の平和と東アジアの平和・安定へ外交努力を重ねていく」と訴えた。
北側副代表は「核軍縮・核不拡散へ日本の取り組みが重要」と指摘する一方、海洋進出による一方的な現状変更の動きに触れ、「決して許されることではない」と強調。近く予定されている超党派の日中友好議員連盟の訪中などを通じ、「率直な対話で相互理解を深めていきたい」と述べた。
【栃木】党栃木県本部(代表=野沢和一県議)は、宇都宮市内で街頭演説会を開催。山口良治党青年局次長(衆院選予定候補=比例北関東ブロック)、県議、市議が参加した。
山口氏は、核廃絶を進めていく上で「政治を動かし、平和をつくるのは、若者の声だ」と強調。「対話を通じ、外交や平和政策につなげていく」と訴えた。
【静岡】党静岡県本部(代表=大口善徳衆院議員)は、静岡市内で街頭演説会を開催した。大口県代表、上田勇参院議員、西園勝秀党団体局次長(衆院選予定候補=比例東海ブロック)、県議、市議が出席した。
大口氏は、党が来年、平和創出ビジョンを策定することを紹介。核兵器禁止条約の締約国会議へのオブザーバー参加をめざす党の方針も強調し「廃絶への環境整備を全力を挙げて推進する」と力説した。
【愛媛】党愛媛県本部(代表=笹岡博之県議)が、松山市内で行った街頭演説には、山本博司参院議員、原田大二郎党青年局次長(参院選予定候補=比例区)、県議が参加した。
山本氏は、核兵器廃絶に向け「日本が核保有国と非保有国の橋渡し役を担うことが重要」と力説し、公明党が平和創出ビジョンの策定を進めていることを報告した。
原田氏は「立党精神を体現できる政治家をめざし、健康で幸福を実感できる社会の実現に取り組む」と決意を述べた。
【沖縄】金城泰邦党沖縄方面副本部長(衆院議員)は、県内各地で街頭演説を行った。那覇市の演説会では、公明党が平和創出ビジョンを2025年に策定する方針であると述べ、「先の大戦で唯一の地上戦を経験した沖縄から平和希求、生命尊厳の心を訴えていく」と強調した。また、党県本部が掲げる「平和創造拠点」の構築や26年に正殿完成をめざす首里城の復元事業を後押しする考えなどを示し、「平和創出への政策に力を入れる」と述べた。
2024/08/16 公明新聞 2面