地域の支援体制を強化/強度行動障がいなど施策探る/群馬・高崎市で党委員会
地域の支援体制を強化/強度行動障がいなど施策探る/群馬・高崎市で党委員会
公明党障がい者福祉委員会の山本博司顧問、宮崎勝事務局長(ともに参院議員)と、福重隆浩衆院議員らは14日、国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」(田中正博理事長、群馬県高崎市)を訪れ、障がい者支援の施策のあり方を探った。
同施設では、知的障がいを伴う自閉症などで自傷や物を壊すなどの行動が頻繁に起こる状態「強度行動障がい」の人を有期限で受け入れている。
施設側は、分からないことに対する本人の嫌悪感を和らげ、生活の見通しを持てるよう、行動内容を掲示したプレートを活用するといった支援の工夫事例を紹介した。その上で、地域で孤立している事業所の職員や家族らを中核的・広域的に支える専門人材の育成が必要だとし、全国で仕組みをつくっていくためにも「ひな型として、のぞみの園を活用してほしい」と訴えた。
このほか、一行は障がい者の就労支援を巡って、施設でキノコ栽培に取り組む利用者らとも懇談した。
視察後、山本顧問は、来年度報酬改定などに向け「国と地方が連携して現場で支援が進むよう後押ししたい」と述べた。
2023年07月15日 公明新聞 1面