愛媛・今治市の山林火災 鎮火、生活支援を早く

愛媛・今治市の山林火災 鎮火、生活支援を早く
山本、原田氏、被災現場で緊急調査

 公明党の山本博司参院議員は27日、山林火災で延焼が続く愛媛県今治市を緊急視察し、被災状況を調査した。これには、原田大二郎党青年局次長(参院選予定候補=比例区)、木村誉県議、渡部豊市議が同行した。

 23日に発生した山林火災は、乾燥と強風で飛び火して延焼し、焼失面積は400ヘクタールを超えている。県内では1989年以降で最大規模の火災となっており、地上と空からの懸命な消火作業にもかかわらず、住宅などへの被害も出ている。

 山本氏らは、同市長沢の山肌がむき出しになった火災現場を視察。本宮恭一さんは、「ホースやバケツで必死に消火して、住宅への延焼を食い止めることができた。ギリギリ助かった」と語った。

 その後、避難所となっている市立国分小学校体育館と朝倉公民館を訪れ、消防団から話を聴くとともに避難者を見舞った。野本多加子さんは、「家の近くの山にまで火が迫り、生きた心地がしなかった。煙が出ているのでまだ火がくすぶっている」と心配した様子。一時避難していた井原園代さんは、「家の周りに煙が充満して慌てて避難した。一刻も早く鎮火してほしい」と要望した。

山本氏は、「飛び火による山林火災のすさまじさを実感した。一日も早く日常の生活が取り戻せるように、国や県、市としっかり連携して取り組みたい」と話した。

2025/03/28 公明新聞 1面