生涯活躍できる社会を 高齢社会大綱、改定へ/公明の提言反映

生涯活躍できる社会を 高齢社会大綱、改定へ/公明の提言反映

 公明党の地域共生社会を支える高齢者活躍推進プロジェクトチーム(座長=山本博司参院議員)と内閣部会(部会長=庄子賢一衆院議員)などは6日、衆院第2議員会館で合同会議を開き、6年ぶりに改定される国の高齢社会対策大綱案について、政府と意見交換した。庄子氏は「大綱を基に、各省庁の政策がより一層、効果的に進むようにしたい」と述べた。

 大綱案は、公明党が政府に提言した内容などを反映。生涯を通じた活躍や単身高齢者増加への対応、認知機能の変化に対する配慮といった環境の整備に関する施策が盛り込まれている。

 年齢にかかわらない活動機会の拡大では、高齢期を見据えたスキルアップや、ハローワークのマッチング強化を進める。

 認知症への対応では、同症の理解増進や、早期発見などに向けた関係機関の連携を強化。消費者安全確保地域協議会などへの金融機関の参加も促進させる。

 参加議員らは、認知症になったら何もできなくなるのではなく、認知症と共に希望を持って生きるという「新しい認知症観」を確立する重要性などを訴えた。

2024/09/07 公明新聞 2面